「あら与」 ふぐの子糠漬け Recommended by さっくん

みなさん、こんにちは!
常にビールとお酒の相棒を探している、さっくんです。
今回は、石川県でしか製造が許されていない、禁断グルメ「ふぐの子」をご紹介します。
製造元は石川県白山市美川北町の「あら与」さん。
天保初年創業、古くから石川県美川に受け継がれてきた伝統の技術でつくられる「ふぐの卵巣(ふぐの子)糠漬・粕漬」を製造・販売されています。

カフェも併設・あら与さんの本店
猛毒を持つふぐの卵巣を取りだし、塩漬けにして1年間貯蔵。
その後、水で洗い、糠と少々の糀で木樽に本漬けし、ふた梅雨を待ちます。
2年半から3年かけて毒が消えることはわかっているのですが、実はそのメカニズムはいまだに解明されていません。
だからこそ、禁断のグルメと呼ばれ、石川県でしか製造・販売が許可されていないのです。
ふぐといえば猛毒のイメージがありますが、実はとても歴史のある食材。
文禄・慶長の役によって九州に集結した武士の間で、ふぐ中毒で死亡するものが相次ぎ、豊臣秀吉が「河豚食禁止の令」を発布した記録が残っていますし、
その後、明治に入り、初代内閣総理大臣・伊藤博文は、自分がふぐを食したかったため、約三百年つづいた禁止令を解いたといわれています。
個人的におすすめしたいのが「ふぐの子糠漬け」です!
ぬかを落として、輪切りにし、そのままでもおいしく召し上がっていただけます。
お好みでお酢やレモン汁をかけると、ひと味違う風味も楽しめます。
あら与のぬか漬は、天然素材にこだわり、どなたでも安心して食せるのもポイントです。
出会いは今から30年以上前の中学生のときでした。
母親からすすめられた「ふぐの子糠漬け」。
箸でちょこっとつかんでパクリ。つぶつぶとした食感、今でも覚えています。
とても美味しくご飯が何杯でもいけました。
すっかりおじさんになった今では、お昼は白ごはんと共に、夜は、酒のつまみ&締めのお茶漬けと共に。
まさしく、やめられない、とまらない状態です。
皆様もぜひ一度「あら与 ふぐの子糠漬け」をご賞味くださいませ。
